復興支援から環境未来都市づくり
被災地からはじまる新しい町づくりを多角的にサポート

2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災「3.11」によって甚大な被害を被った宮城東日本大震災で甚大な被害を被った宮城県東松島市。
2012年10月、復興再建のために設立された「一般社団法人 東松島みらいとし機構(通称HOPE)」の特別顧問(コミュニケーションデザイン)に伊勢谷友介が着任致しました。

 

東松島市は被災直後より、迅速な復旧と新しい未来の創造のために「東松島市復興まちづくり計画」及び「東松島市環境未来都市構想」を策定し、内閣府の選定を受けました。
リバースプロジェクトは震災直後の被災地支援活動での繋がりを通じて、2011年末から当市に赴き、東松島市役所復興政策課の皆様と協議を重ね、復興のための組織作り、新たな街づくりの準備のお手伝いをしてきました。

HOPE設立後は、現地常駐メンバーを据え置き、「くらし部会」と「コミュニティ部会」の2セクションにおいて、復興街づくりの具体的なデザインワーク、さらには復興事業全領域に渡るコミュニティ形成を中心的に担ってきました。
特に後者については被災後、復興支援の事業化、細分化が進むにあたり、自治体、企業、被災者(=市民)の情報共有が少しずつ困難になっている状況にいち早く目を向け、
仮設住宅地内において、市役所員、出向企業関係者、そして住民を交えたイベントや、元気玉(クラウドファンディング)を活用した市民視線の事業を推進してきました。




震災から3年が経ち、東北被災地は復旧から復興、再建のフェーズへということがしばしば言われます。今後は「東北における地域活性、街づくり」という平時における取り組み要素が増えてくるものだと考えられます。

しかし、被災現地にはまだまだ解決されずに取り残されようとしている記憶があります。それらを風化させることなく、震災によって顕在化した東北地域における街づくりの課題に、これからも向き合っていきたいと思います。



■ information
宮城県東松島市 www.city.higashimatsushima.miyagi.jp
一般社団法人東松島みらいとし機構 hm-hope.org
内閣府地域活性化推進室/環境未来都市 www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kankyo
元気玉プロジェクト motion-gallery.net/genkidama

 

■ member

プロジェクトディレクター:村松一
現地ディレクター:鶴岡信太郎

コミュニティ担当ディレクター:斉藤智彦