TAKE Create Hagi × REBIRTH PROJECTによる
新たなる竹の可能性の模索

国土の約7割が山に覆われている日本は、 先進国の中では、有数の森林大国と言えます。

しかし、日本の林業は安い輸入材の流入により年々縮小の一途を辿っており、林業が縮小していくのと同時に、日本では森林の管理が滞り、森の荒廃が進んでいます。 森の荒廃の要因の一つが、意外な事に”竹”の存在です。


成長の早い竹は、森で急速に成長し、その生い茂った枝葉によって日光を遮断してしまいます。そして根もとの草木から、木々を枯らしてしますのです。

竹の有効的な活用が見いだせないために、竹の放置は続き、その勢力を伸ばし森を蝕み続けています。


一方で、成長の早い竹は、木を育てるよりも効率的にCO2の削減を担ってくれる事から、新たにその可能性が見直されつつあるのです。 そんな日本の荒廃していく森の現状を知った上で、竹の可能性を模索している会社があります。

山口県萩市にあるTAKE Create Hagiです。



硬く加工しにくい萩の竹、孟宗竹を独自の方法で曲げる技術を開発し、世界のデザイナーなどとコラボレーションして家具を作っています。 TAKE Create Hagiとは、REBIRTH PROJECTが萩の町を盛り上げたい、そんな想いで発足した「HAGInnovation」をキッカケに、竹を通じて日本の森を知ってもらいたいという想いと竹の有効活用に共感し、2012年秋にコラボ商品「Take REBIRTH」(テイクリバース)を制作。

デザインはREBIRTH PROJECTデザイナーの平社直樹が担当し、TAKE Create Hagiが持つ既存の商品の曲線の型を活かした商品をつくりました。







商品開発を通じて、地域にはまだまだ一般に知られていないすばらしい技術や、未利用資源が豊富にある事を再認識しました。

これからもREBIRTH PROJECTは竹のもつ素晴らしさと、日本の背景にある森林問題のストーリーを商品に乗せて発信していきます。



■ information

ECサイト shop.rebirth-project.jp


■member

プロジェクトディレクター/デザイナー:平社直樹